今年は夏季うつに注意!
- さくら整体 長崎
- 7月1日
- 読了時間: 3分
ご覧いただきありがとうございます。さくら整体の荻野です。
今年の梅雨明けは例年にない早さで、一気に真夏が到来しました。
6月にセミの声を聞くとは、本当に驚きです…
最近の気候は、夏に向けての移行期間がありません。身体が暑さに対応していく準備ができていない状態で、熱中症警戒アラートが発表されます。
当店をご利用されるお客様の中にも今までにない、心身の異変を感じていらっしゃる方が多数いらっしゃいます。
お話を聞く中で、
「この症状は夏季うつではないか?」
と感じることが多いので、今回はあまり聞きなれない『夏季うつ』についてお伝えします。
夏季うつとは?その原因
夏季うつは、季節性感情障害(SAD)のひとつであり、夏にうつ状態となってしまう症状のことをいいます。
一般のうつでは、人間関係や仕事量などがストレスとなり発症することが多いですが、夏季うつなどの季節性感情障害は、外界の気候や気温、湿度などがストレスとなって生じます。
夏季うつの症状
夏季うつでよくみられる症状には、
「寝つきが悪くなった」
「何事も楽しめなくなってしまった」
「倦怠感・疲労感が取れない」
などがあります。
夏バテと夏季うつは症状が似ているため、気が付かない場合もあります。
夏バテの特徴は、高温多湿な気候に自律神経の調整が追い付かず、倦怠感や食欲不振、不眠などの症状が現れますが、夏季うつは夏バテと同じような身体の不調に加えて精神の不調が出て、夏の時期に限定して現れます。
気分の優れなさがみられるかどうかが大きな違いです。
秋から冬にかけて症状が出る冬季うつも頻度の高い疾患です。
夏季うつセルフチェック
「夏季うつかも?」と思われた方へ、夏季うつのセルフチェック項目をご紹介します。以下の症状が、3つ以上当てはまる場合は夏季うつに該当する可能性があります。
□毎年夏になると、不調を崩しやすい
□食欲がない
□寝付けない、途中で何度も目が覚める
□疲労感が取れない
□気分の落ち込みやイライラ、不安感がある
□何事も楽しめなくなってしまった
□外出やルーチンワークが億劫になった
□肩こり、胃もたれ、便秘、下痢などの消化不良、頭痛、耳鳴などがある
夏季うつ、予防・改善方法
夏季うつの予防には、自律神経を整えるために適度な運動が効果的です。
日光を過剰に浴びると疲れが出るため、日の当たり過ぎには注意しましょう。
特に、暑い夏場は早朝や夕方にウォーキングや軽いジョギングを行うと良いですね!
食に関しては肉や魚、卵、乳製品、大豆類などでたんぱく質をしっかり摂ることが大切で、特にビタミンB1を多く含むウナギや豚肉などの摂取もおすすめです。
水分摂取量は一日1.5~2Lが目安です。
逆に、炭水化物の摂り過ぎは血糖値の乱高下により気分の不安定さを招くため、夏場についつい食べてしまうアイスクリームや冷たいジュース類の摂り過ぎは控えましょう。
また、良質な睡眠も夏季うつの予防には効果的で、心地の良い音楽を流したり、お香やアロマを焚くなどして「自分が寝やすい」と思う睡眠環境を作ることも大切です。
就寝前のスマホは控えましょう。
最後に
うつ症状は日頃からの疲労の蓄積も関係しています。
夏季うつのセルフチェックに該当が多かった方は、
「あぁ、私ってすごく頑張って無理をしていたのかもしれないね。疲れると、そりゃあ心身に症状が出るし休みたくもなるよね。」
など、ご自身の声を受け取り、どうかねぎらってあげてください。
そして呼吸法を取り入れるのもおすすめです。
呼吸は、ご自身で自律神経をコントロールできる手段です。
当店では、呼吸がしやすくなるように骨格・筋肉を整えますので施術後は楽に呼吸ができるようになります。
気になる方はぜひご相談ください。
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