ご覧いただきありがとうございます。さくら整体の荻野です。
10月6日(木)に腸セミナーを開催しました。
今回の内容は、腸の専門医 故藤田絋一郎先生の記念講演会の動画を見ながらのお勉強会でした。
お仕事や用事で来れなかった方へ、セミナーの内容をご紹介します。
藤田紘一郎先生のストーリー
藤田先生はインドネシアのカリマンタン島に嘱託(しょくたく)医として出向き、そこで便が流れる川で平気で水遊びをしている子どもたちの姿を見て驚きました…!
先生は、「こんな不衛生な環境で生活していると病気になる」と心配していましたが、そこで暮らしている子どもたちは元気です。
日本の子どもたちは、アトピーや喘息で弱くなっているというのにです。
不思議に思い調べてみたところ、子どもたちみんな、お腹に回虫(寄生虫の一種)を持っていることが分かりました。
研究の結果、回虫にはアレルギーを抑える効果があると分かり、藤田先生はサナダ虫をお腹に飼い「キヨミちゃん」と名付け、自分自身で実験を行いました。
度重なる実験の結果、先生はアレルギーを抑えるメカニズムを発見し、薬を開発!
その薬の効果は素晴らしく、1回の投与で皮膚炎でただれたマウスの毛が、ふさふさによみがえりました!
しかし、この薬には思わぬ落とし穴が…
アトピー・喘息は治りますが、免疫のバランスが失われがん細胞を作ってしまうのです…。
西洋医学の限界と自然治癒力
西洋医学ではがんやアレルギーなどの病気の治癒は難しく、患者さんは増えるばかりです。
結局お薬は病気そのものには効果が出ても、どこかでは必ずバランスが崩れ、悪影響を及ぼします。
先生の研究の結果、アトピー・喘息には効いても、がん細胞を増殖させてしまうお薬のように。
免疫はシーソーがちょうどまっすぐな状態が理想で、どちらかに傾けば病気を引き起こしてしまいます。
そのシーソーを平行に保ってくれる働きをしてくれているのが、私たちの腸内細菌なのです。
ストレスと笑い
私たちの免疫は、7割が腸内細菌が作り、そのバランスを保つ働きをしています。残りの3割はどうやって作られるかと言うと、『笑う』ことで作られます。
笑うことで、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化します。
NK(natural killer)細胞とは、がん細胞を攻撃する兵隊役である、リンパ球の一種です。直訳すると『生まれながらの殺し屋』という名前の通り、がん細胞やウイルスに感染した細胞などの異常な細胞を見つけ次第、攻撃します。リンパ球の10~30%を占め、自分以外の細胞を殺してしまうほどの高い攻撃力を持つ細胞です。
こんな凄い細胞が笑うだけで活性化するんです!
「山川草木国土悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」
眼に見えないすべてのものを含め、この世に存在するすべてのものが、私たちを本来の姿に立ち返らせようとして、絶え間なく働き変えているという意味で、藤田先生はこの言葉が大好きだそうです。
コロナ禍で除菌が当たり前の世の中になりましたが、もう一度原点に立ち戻り、細菌との共存を考える時期にきているのではないかと思います。
まずは、ご自身の腸内細菌と向き合うことから始めませんか?
次回のセミナーのお知らせ
次回は12月12日(月)の13時から、さくら整体で開催します。
健やかに毎日を過ごしたい方、内容に興味がある方はぜひご参加お待ちしております!
※ご予約を必ずお願いします
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